こんにちは!私が住んでいる地域では先日、雪遊びができる程度の積雪がありました。比較的暖かい地域に住んでいるので、雪遊びができるのは一年に一度あるかないかです。そこで今回は、冬ならではの「雪を使った知育遊び」についてご紹介します。小学二年生の息子と一緒に遊びながら学べるアイデアを実践してみたので、その様子をエピソードとともにお届けします!雪が積もる季節ならではの遊びを、ぜひご家庭でも取り入れてみてくださいね。


雪遊びというと、どうしても「遊び」のイメージが強いですが、実は子どもの学びに大いに役立つ要素がたくさん詰まっています。
・創造力を育む(雪だるまや雪像作り)
・観察力を鍛える(雪の結晶や温度変化)
・体を動かすことで脳を活性化する(雪合戦や雪すべり)

息子が通う学校でも、冬休み前に「雪の形を観察しよう」という課題が出されていました。そこで家庭でも「遊び」を通して、さらに深い学びに繋げてみようと思ったのです。


最初に取り組んだのは、雪の結晶の観察です。息子に「雪ってどんな形をしているか知ってる?」と聞いてみると、「雪の形?どういうこと?」と答えました。そこで、屋外に出て雪を観察することにしました。

【準備するもの】
・黒い画用紙または布
・スマホ

画用紙を冷たい屋外に置き、雪が降ってくるのを待ちます。黒い背景に雪が積もると、細かな結晶の形がはっきり見えるんです!スマホで写真を撮った後ズームすると、「見たことある形!」「雪の結晶ってこと?!」と息子は大興奮。雪が氷の結晶でできていることを説明すると、さらに興味津々になりました。

この活動を通して、息子は「自然の不思議さ」に目を向けるきっかけを得ることができたと思います。


次に試したのは、雪だるまを作りながら測る遊びです。雪の量や大きさを測ることで、実験的な要素を取り入れました。息子に「どれくらいの雪があれば雪だるまを作れるかな?」と問いかけ、実際にやってみることにしました。

【遊び方】

  1. 雪を一定の量(バケツ1杯など)で集めて測る。
  2. その雪で作れる雪だるまの大きさを予想。
  3. 完成した雪だるまの大きさを予想したものと比較する。

息子は「バケツ1杯だとこんな小さいのしかできない!」と驚きつつ、「もっと大きい雪だるまを作るには何杯必要かな?」と考えながら進めました。また、予想するときには「だいたい何センチの高さになりそう?」や「1メートルの雪だるまを作ろうと思うとバケツ何杯分必要かな?」など小学校で習っている単位を意識的に使ってみました。学校で習っていることが身近なところで自然と活用されている様子を感じられたと思います。


雪を使った簡単な実験も行いました。息子は「雪って冷たいけど、マイナスの温度なの?」と疑問を口にしたので、実際に測ってみることに。

【実験内容】

  1. 温度計を使って、雪の温度を測る。※わが家は非接触型の体温計で表面温度を計測するモードを利用しました。ただし、最低0.1℃からの測定しかできないので、そこは注意が必要です。
  2. 室内に持ち込んで、時間経過とともに雪がどのように変化するか観察。
  3. 溶けた水の温度とかさを雪のときと比較する。

この時計った計った雪の温度は0.3℃でした。まだ小数点を習っていないので、息子には「1度よりももっと冷たいんだよ」と説明しました。今はそれでいいと思います。また、雪が解けるにつれてかさが減っていく様子、表面温度が上がっていく様子の観察はこれから習う体積そしてゆくゆく学習することになるだろう物理を考える上でどこかでヒントになる実体験として、とてもいい機会になったと思います。


最後に試したのは、雪を使ったアート作品作りです。息子に「どんな形でもいいから、雪を使ってアートを作ろう!」と提案すると、「ピカチュウの形を作る!」と目を輝かせて雪を丸め始めました。

【ポイント】
・好きなテーマを子どもに選ばせる。
・作品が完成したら写真に撮り、後から振り返る楽しみを作る。
・色水スプレーで着色するなど工夫を加える。

雪のピカチュウができると、息子は「次はベイマックスを作りたい!」とどんどん創造力を広げていきました。この遊びを通して、形や色に対する感性が刺激され、自己表現力も育まれました。


今回の知育遊びで気づいたのは、「雪」という身近な素材が、子どもの学びに多くの可能性を与えてくれるということです。観察力や算数のスキルだけでなく、自然の不思議さや創造力を育む良い機会になりました。

親子で一緒に楽しむことで、子ども自身が「学ぶことって面白い!」と感じるきっかけにもなります。何より、外の寒さも忘れるほど一緒に夢中になれる時間は、親子の絆を深める大切なひとときでもあります。

ぜひ、皆さんも冬ならではの「雪を使った知育遊び」を試してみてください!

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