はじめに:習い事選びは親の永遠の悩み
「周りの子はもう始めてるけど、うちは何もしてなくて…」「ピアノかスイミングか、どれがうちの子に合うの?」——
小学生になると、こんな悩みを抱く保護者の方がとても増えてきます。
大切な我が子の可能性を広げてあげたい。でも、何を選べばいいか分からない——
その気持ち、とてもよく分かります。
今回は、そんな悩みを抱える保護者の方に向けて、「子どもの好き」と「向いていること」の見つけ方をご紹介します。
子どもの「興味の芽」はどこにある?
まず注目したいのは、日常の中にある「小さなサイン」です。
- お絵かきに夢中で時間を忘れる
- ボールを見ると必ず投げてみる
- テレビで英語が流れると繰り返して口にする
これらは、すべてその子の「興味の芽」。親がよく観察していると、本人も気づいていない“好き”が見えてきます。
また、何気ない会話からもヒントはたくさん得られます。
「この前の体験教室、どうだった?」
「また行きたい!」——その一言が、立派なサインです。
年齢別に見る!おすすめ習い事ジャンル
子どもの発達段階に応じて、向き・不向きが見えやすい習い事もあります。
- 低学年(1〜2年生)
→「体を動かす楽しさ」や「音感・リズム感」が育つ時期
例:スイミング、体操、ピアノ、ダンスなど - 中学年(3〜4年生)
→「集中力」「思考力」が伸びる時期
例:そろばん、プログラミング、英語、将棋など - 高学年(5〜6年生)
→「自分の得意」に自信がつく時期
例:学習塾、美術教室、スポーツ競技の専門クラブなど
もちろん、年齢に関係なく本人がやりたいものを尊重することが第一ですが、こうした成長の流れを参考にすると、よりスムーズに選びやすくなります。
「お試し体験」は失敗しない習い事選びの第一歩
いきなり入会してしまうと、思ったより合わなかった…ということも。
できるだけ「体験レッスン」や「見学」の機会を活用しましょう。
子ども自身が「楽しかった!」と言えるかどうか。
そして親が見て「この先生なら安心」と思えるか。
この2つの視点で判断するのがおすすめです。
周囲に流されすぎない勇気も大切
「みんなスイミングに行ってるから」「お友達がやってるからうちも」
——そんな理由で始めると、親も子も長続きしないことが多いです。
一番大切なのは、その子自身が楽しめるかどうか。
家庭の価値観を大切にしながら、無理のない選択をしましょう。
まとめ:正解は1つじゃない。親子で一緒に探していこう
習い事選びに「これが正解!」というものはありません。
最初に始めた習い事が合わなかったとしても、それは決して失敗ではなく、「自分にはこれが合わない」という気づきになります。
大切なのは、子どもの「好き」を見つけるお手伝いをすること。
そして、一緒に悩み、試してみる過程こそが、親子のかけがえのない経験になります。
焦らず、比べず、楽しみながら。
そんな習い事ライフを応援しています。