こんにちは!今回は、子ども同士の遊びの中で「言葉遣い」について考えさせられた日のお話です。小学二年生の息子がお友だちを家に呼んで遊んだときのエピソードを通して、親としてどう対処すれば良いかを考察しまとめてみました。誰でも直面しうるテーマだと思いますので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
お友だちが家に遊びに来た日

先日、小学二年生の息子が「今日、〇〇くんを家に連れてきていい?」と言ってきました。私は快く「もちろん!」と答え、簡単なおやつを用意して待つことに。しばらくして息子とお友だちが家に到着し、「おじゃましまーす!」と元気に入ってきた姿に微笑ましさを感じました。
しかし、遊びが始まって少しすると、お友だちの言葉遣いが気になる場面が出てきました。たとえば、「それ取れよ」「バカじゃねえの?」など、少し乱暴な表現がぽろっと出てくるのです。息子も負けじと「お前こそ下手くそだろ!」と返すような展開に…。いつもは比較的落ち着いたやり取りをする息子が、言葉遣いを真似している様子に、心の中で少しモヤモヤしました。
親としてどう反応すればいい?
こういった場面に直面すると、親として「どう声をかけるべきか」「どこまで干渉すべきか」悩むものですよね。私も一瞬、注意しようか迷いましたが、子どもたちの遊びの流れを乱すのもどうかと思い、まずは様子を見ることにしました。
そのうち、息子が「〇〇くん、それ言い方ちょっときついよ!」と笑いながらも軽く指摘しました。息子自身が友だちとの関係性の中でバランスを取ろうとしている様子を見て、成長を感じました。結局、言葉遣いに関する話題はその場で終わり、二人は楽しく遊び続けました。
遊びが終わった後に息子と話してみた

お友だちが帰った後、リラックスした雰囲気の中で息子に軽く声をかけてみました。
「今日、〇〇くんと楽しかった?」
「うん、めっちゃ楽しかった!」
「そういえば、ちょっと言葉が荒っぽいときあったけど、どう思った?」
息子は少し考えた後、「うーん、〇〇くんはいつもあんな感じ」と言いました。そこで私は「いつもと同じ様子だったんだね。でも、ママはもうちょっと言い方が優しいほうが、もっとみんなが楽しく遊べるんじゃないかな」と伝えました。
私は、「言葉の使い方が相手の気持ちに影響を与える」という大切な視点を息子に持ってほしかったのです。息子は「うん。同じことを言われるなら優しい言葉の方がいい」と答えました。このやり取りを通じて、息子自身が自分の中で何かを感じ、お友だちへの声かけに反映できたらいいなと思います。
親として気をつけたいこと
今回の出来事から、改めて親として意識したいことを考えてみました。
- 子ども自身が学ぶ力を信じる
言葉遣いが気になったとしても、親がすぐに干渉せず、子どもたち自身のやり取りの中で学びが生まれる瞬間を見守ることも大切だと感じました。 - 遊びの後に振り返る時間を持つ
その場で注意するのではなく、後からリラックスした雰囲気で話をすることで、子どもが自分の考えを整理しやすくなります。 - 親自身が模範になる
日常的に親が優しい言葉遣いを心がけることで、子どもは自然とそれを学びます。子どもたちに「言葉は相手を思いやるためのツールだよ」と伝え続けることが、長い目で見て大事だと感じました。
言葉遣いを通して親子で成長する

今回のお友だちとのやり取りは、親として少し心配になる場面もありましたが、息子の成長を感じられる機会でもありました。言葉遣いの乱れに対して頭ごなしに注意するのではなく、子どもが自分の中で考え、学ぶ時間を持てるようサポートすることが大切だと気づかされました。
家庭という場は、子どもにとって安心して失敗できる場であり、学びの場でもあります。だからこそ、親も肩肘を張らず、穏やかな心で見守りたいですね。
もし、同じように子ども同士の言葉遣いが気になる場面に遭遇したら、ぜひ一歩引いて、子どもたちの成長を見守ってみてはいかがでしょうか。子どもたちはきっと、その中で何かを掴み取ってくれるはずです。