
こんにちは!今日は、子育てをしていると避けられない「イライラ」についてお話しします
私は普段、子どもたちとの時間を大切にし、できるだけ穏やかに接しようと心がけています。でも、正直なところ「もう勘弁して…!」と思ってしまう瞬間もあります。
今回は、私が実際に試して効果があった「イライラを軽減するための工夫」について、児童発達心理学の視点も交えながらお話しします。
どうしてイライラしてしまうの?
まず、「どうして子どもにイライラしてしまうのか?」を考えてみました。私の場合、大きく分けて次の3つの理由がありました。
思い通りに進まないとき
例えば、朝の支度が遅かったり、何度言っても片付けをしなかったり…。時間に余裕がないときほど、イライラが増してしまいます。
自分の余裕がないとき
仕事や家事で疲れていると、些細なことでカッとなることが増えます。特に寝不足や体調が悪いときは、子どもが普段と同じ行動をしていてもイライラしがちです。
子どもの行動の意味が分からないとき
例えば、息子が頑固に同じことを繰り返すと、「どうしてわざわざそんなことをするの?」と思ってしまうことがあります。でも、実はこれには発達段階に応じた理由があることが分かりました。
イライラを減らすために実践していること
では、実際にどんな工夫をしているのか、ご紹介します
① 物理的に「その場を離れる」
「もうダメだ!」と思ったときは、一度その場を離れるようにしています。
ある日、娘が習い事に行く時間になっても「Youtube見たいの!」と泣き出したことがありました。私は「じゃあもう習い事やめる?!」とつい強く言ってしまいそうに…。
その瞬間、「あーいま私は感情的になっている」と冷静に考えてもいました。そこで、「ちょっとお茶を飲んでくるね」と伝えて、キッチンへ。深呼吸してから戻ると、不思議と冷静になれました。
心理学では、これは「タイムアウト法」と言われる手法の一種です。一時的にその場を離れることで、怒りの感情をクールダウンできる効果があります。
② 子どもの行動の理由を考える
イライラする前に、「この行動にはどんな意味があるんだろう?」と考えるようにしました。
例えば、息子は慎重な性格で、新しいことを始めるときには心を整える時間が必要なことがあります。年中さんの頃ですが、新しく始めた習い事に行く際「いきたくない…」と渋ることが続きました
例えば、息子は慎重な性格で、新しいことを始めるときには心を整える時間が必要なことがあります。年中さんの頃ですが、新しく始めた習い事に行く際「いきたくない…」と渋ることが続いた時期がありました。「毎週毎週何でそんなに嫌がるの?」と最初はイライラしてしまいました。
でも、「もしかして不安なのかな?」と考え、話をじっくり聞くと、「年上の子ばかりの中でうまくできるか心配だった」とのこと。それなら、「ちょっとずつ家でも練習しようか」と声をかけることで、息子も落ち着きました。
これは心理学でいう「アンダースタンディング・ペアレンティング(理解をもとにした育児)」に通じる考え方です。子どもの行動の背景にある感情を理解すると、イライラが減ることが多いです。
③ 「完璧な親」をやめる
「私は親なんだから、ちゃんとしなきゃ!」と自分にプレッシャーをかけすぎていたことに気づきました。
特に息子は繊細な性格なので、私のちょっとした表情の変化にも敏感です。でも、私自身が「イライラしちゃったな」と落ち込んでいると、かえって子どもも不安(な素振り)になってしまうことがありました。
そこで、「親だってイライラするのは当たり前!」と考えるようにしました。そして、もし感情的になってしまったときは、素直に謝ることにしました。
「さっきは怒っちゃってごめんね。ママも疲れていたんだ。でも、本当はあなたのこと、大好きだよ」
こう伝えると、息子も「わかるよ!」と笑顔に。親の完璧さよりも、素直なコミュニケーションのほうが大切だと実感しました。
④ 事前に「イライラの引き金」を減らす
そもそも、イライラしやすい状況を作らないようにするのもポイントです。
例えば、朝のバタバタを防ぐために、前日に洋服を決めておいたり、朝食内容をまとめておくなど、環境を整える工夫をしました。
また、自分自身の体調管理も大切です。しっかり寝る、栄養を摂る、リラックスする時間を持つ…。私が余裕を持てると、子どもにも優しくなれます。

まとめ
子育てでイライラするのは、決して悪いことではありません。でも、その感情とうまく付き合っていくことが大切だと思います。
私が実践している対策をもう一度まとめると…
イライラしそうなときは、一度その場を離れる
子どもの行動の理由を考えてみる
「完璧な親」をやめ、素直に謝る
イライラしやすい状況を事前に減らす
どれも簡単なことですが、意識するだけで少しずつ気持ちが楽になりました。
「子どもに優しくしたいのに、つい怒ってしまう…」と悩む方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです!