こんにちは!

今日は、年少の娘が幼稚園でお友達に意地悪なことを言ってしまったときのエピソードを交えながら、その対応策についてお話ししたいと思います。

子どもが成長する過程で、お友達との関わり方を学ぶことはとても大切です。しかし時には、思わず意地悪なことを言ったり、手が出てしまったりすることもあります。そんなとき、親はどのように対応すればよいのでしょうか?


ある日、娘が幼稚園で「お友達に『もう遊ばない』って言っちゃった」と話してくれました。私はまず「どうしてそう思ったの?」と優しく尋ねました。

子どもは感情のコントロールがまだ未熟で、自分の気持ちをうまく表現できないことが多いです。頭ごなしに叱るのではなく、まずは状況を理解し、子ども自身の気持ちを聞いてあげることが大切です。

このとき「そんなこと言っちゃダメでしょ!」とすぐに否定するのではなく、「どうしてそんなふうに思ったの?」と優しく聞くことで、子どもが安心して自分の気持ちを話せるようになります。


娘の場合、お友達が自分の大切なおもちゃを勝手に使ったことで腹を立ててしまったようでした。「そうだったんだね。それは嫌な気持ちになっちゃうよね」と共感したあと、「でも、お友達はどう思ったかな?」と問いかけてみました。

最初は「知らない!」と言っていましたが、「もし○○ちゃんに『もう遊ばない』って言われたら、どんな気持ちになる?」と尋ねると、しばらく考えて「悲しいかも…」とつぶやきました。

このように、相手の立場を考える時間を作ることで、「自分がされたらどう思うか」を学ぶことができます。


「じゃあ、○○ちゃんが悲しい気持ちになってるかもしれないね。どうしたらいいと思う?」と娘に聞いてみました。

すると、「ごめんねって言う…?」と少し戸惑いながらも答えてくれました。「それってすごく素敵なことだね!」と伝え、次の日、幼稚園でお友達に「昨日はごめんね」と自分から謝ることができました。

謝ることを強制するのではなく、「どうすればいいと思う?」と考えさせることで、自分の意志で行動できるようになります。


幼児期のしつけで大切なのは、「ダメ!」と否定するのではなく、「どうしたらよかったかな?」と具体的な解決策を一緒に考えることです。

例えば、今回の娘のケースなら、「おもちゃを勝手に使われたら、どうすればよかったと思う?」と問いかけると、「使わないでって言えばよかった?」と考えることができました。

このように、問題が起こったときに「次はどうすればいいか」を考えることで、子どもは少しずつ適切な行動を学んでいきます。


翌日、娘が「○○ちゃんに謝ったら、『いいよ』って言ってくれた!」と嬉しそうに報告してくれました。

「自分で考えて、ごめんねが言えたんだね!すごいね!」と、子どもが頑張ったことをしっかり認めてあげることも大切です。

児童発達心理学のポイント: 子どもは「できた!」という成功体験を通して、より良い行動を身につけていきます。小さな成長を見逃さず、しっかり褒めることが、次の前向きな行動につながります。


子どもが意地悪なことをしてしまったとき、親が冷静に対応することで、子どもは「どうすればよかったのか」を学び、少しずつ成長していきます。

これからも、子どもが人との関わりを学びながら成長できるよう、温かく見守っていきたいですね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です