小学1年生向けの学習アイデア:遊び感覚で楽しむ学びの工夫
こんにちは!今日は、我が家の小学2年生の息子が小1の頃に、楽しみながら学習に取り組んだ少しかわった?方法をご紹介します。
私の息子は学校が好きで、勉強もあまり苦ではないタイプです。そんな彼ですが、ある日「もっと楽しく勉強できたらいいのに」と言いました。その一言から始まったのが、日常生活に学びを取り入れた遊び感覚の学習方法です。
児童発達心理学の観点からも、子どもは興味を持ったことや遊びの中で経験したことを深く学ぶと言われています。そこで、家庭でできる簡単な工夫を取り入れてみました。
1. 宝探しゲームで漢字練習

まず始めたのは、漢字の「宝探しゲーム」です。
息子が習い始めたばかりの漢字を使って、家中に小さなメモを隠しました。それぞれのメモには1つの漢字が書かれていて、二つ集めると熟語になる仕掛けです。
例えば、「左右」という言葉を完成させるために、「左」、「右」の2枚を隠しました。見つけたメモを読み上げて意味を確認しながら、息子は家中をワクワクしながら探しました。ほかにも「上」「下」や「学」「校」など。
児童発達心理学のポイント: この方法では、動きながら学ぶことで記憶の定着が促進されます。特に、小学校低学年の子どもは体を動かすことで脳が活性化するため、遊びと学習を組み合わせることは効果的です。
息子は「宝探し」というゲーム性に夢中になり、「またやりたい!」と何度も挑戦しました。普段はめんどくさいと思う漢字(というよりも熟語)練習も、楽しい体験に変わったようです。
2. 買い物リストで計算を使う

次に取り入れたのは、スーパーでの買い物を使った算数学習です。
買い物に行く前に、息子に「今日の予算は300円ね。好きな組み合わせでお菓子を選んで」と言いました。ドラッグストアには100円台のお菓子と100円以下のお菓子があるので、がんばれば3品買うことが出来ます。
息子にはあえて電卓を渡さず、繰り上がりのある計算をなんとか暗算でしていましたが、場合によっては電卓を渡してもいいと思います。この場合は正確に計算する事よりも、大体のボリューム感を体感できればいいかな、というところが目的なので。現金があればレジでお金を払うまで自分で行わせてもいいですね。
児童発達心理学のポイント: 買い物という具体的な場面を通じて、抽象的な数字の計算が現実の意味と結びつきます。実際の経験を通じて学ぶことで、子どもは自分の知識が役立つ場面を体感し、学びのモチベーションが向上します。
息子は本体価格の計算はできていたものの、税込み価格で300円を越え「消費税?!なにそれ?!」と驚いていました(ちょっと怒ってました笑)。消費税のお話はまたおいおいしていこうと思っています。
3. ストーリー作りで国語力アップ
もう一つ、国語力を伸ばすために取り入れたのが「ストーリー作り」です。
息子に、MidJourneyで作られた画像を見せてそこからストーリーを一緒に考えました。使った画像はこちらです。

息子が考えたストーリーを簡単にまとめると「ある夜、三人のきょうだいが、魔法が使えると噂の図書館で不思議な本を見つけました。本を開くと、キラキラしたものが天井に広がり『図書館に隠された宝箱を見つけて』とのメッセージが写し出されました。きょうだいたちは図書館をあちこち探して、ついに宝箱を発見!中には、たくさんの金貨がぎっしりと入っていました。金貨を見つけて喜んでいたきょうだいたちですが、朝が来るとその宝箱も図書館も消えてしまい、自分の家にいました」というものです。
これはなかなかおもしろくて、魔法が好きなところや、宝箱の中身がお金だったことも小1らしくてよかったです笑
児童発達心理学のポイント: ストーリー作りは、創造力や論理的思考を育むのに最適です。また、親が一緒に取り組むことで安心感や自己肯定感が高まります。
とても楽しくはあったのですが、親に時間があるときしか付き合ってあげられないのと、うちの息子は語彙力が十分身についているとはいえず、言葉を選ぶ力や文章を構成する力をつけるために繰り返しやっていく必要がありそうだと感じました。
4. 親子で学びを楽しむ工夫の大切さ
これらの活動を通じて感じたのは、楽しい体験から学んだことはとても深く記憶に根付くということです。親が少し工夫を加えるだけで、子どもはワクワクしながら学ぶようになります。
また、遊び感覚で学べる方法は、親子のコミュニケーションも深めてくれます。子どもが「これ楽しいね!」と言ってくれると、親としても嬉しいですよね。
私たち親は、つい「勉強は?」と口うるさくなりがちですが、子どもの「楽しい」という気持ちを大切にすることが、学びの原動力になると実感しました。
これからも、息子と一緒に楽しく学べる方法を見つけていきたいと思います!