こんにちは!今回は、クラス環境つまり学級環境が子どもの成績にどのような影響を与えるのか、そして学びやすい環境を作るためのポイントについて、実体験を交えながらお話ししたいと思います。私自身、小学2年生の息子と幼稚園年少の娘を育てる中で、学級環境の大切さを日々実感しています。


学級環境とは、教室の雰囲気や先生の指導方法、子ども同士の人間関係など、子どもたちが日々過ごす教室内のさまざまな要素を指します。この環境が整っていると、子どもたちは安心して学びに取り組むことができます。


1. 安心感が学習意欲を高める

子どもたちは、安心できる環境でこそ学習意欲を高めることができます。例えば、先生との信頼関係が築かれているクラスでは、子どもたちは質問や発言を積極的に行うようになります。私の息子は、1年生の頃は先生がいつも笑顔で接してくれるおかげで、学校での出来事を楽しそうに話してくれ、学校のことも大好きな様子でした。2年生になり担任の先生が変わり、「先生が笑わない…」「授業中いつもピリピリしてる」「学校が楽しくない」と言うようになりました。学習内容には十分ついていけていましたが、やはり学級の雰囲気一つでこうも変わるかというほどに、後ろ向きになった時期がありました(いまではうまく気持ちを切り替えられるようになったようです)。

2. 友達との関係が学習に影響する

友達との良好な関係も、学習に大きな影響を与えます。息子のクラスでは、グループでの学習活動が盛んに行われています。ある日、息子が「今日、〇〇くんと一緒に問題を解いたらすごく分かりやすかった!」と嬉しそうに話してくれました。友達と教え合ったり協力し合うことで、互いの理解が深まることを実感しています。

3. ルールと秩序が集中力を左右する

明確なルールと秩序があるクラスでは、子どもたちは集中して学習に取り組むことができます。息子のクラスでは、授業中の約束事がしっかりと決められており、基本的にはみんながそれを守っています。その結果、授業がスムーズに進み、息子も「授業が楽しい!」と感じているようです。


1. 先生と保護者の協力

先生と保護者が連携することで、子どもたちにとって安心できる環境が整います。私も、息子の先生とは意識的に定期連絡をするよう心がけています。よほどのことがない限りわざわざ連絡帳に書くことはしませんが、授業参観の前後などに軽い会話の中で家庭や学校での出来事を共有しています。特に息子がネガティブな感情を持つような出来事があったときにはあえて息子の前で先生と話すようにします。事実確認程度の会話ではありますが、息子の立場では「親と先生がつながっている安心感」を得られているのではないかと思います。

2. クラスのルール作り

子どもたち自身がルール作りに参加することで、ルールの大切さを理解し、自主的に守るようになります。息子のクラスでは、発表するときの初めのセリフや給食の時間の使い方など、みんなで話し合って決めたルールが掲示されており、息子も「自分たちで決めたから守らなきゃ」と意識しています。

3. 友達との関係づくりを支援する

友達との関係を深めるための活動も大切です。息子の学校では、定期的に学年をまたいだグループ活動やイベントが行われており、息子も「今日は〇年生の○○くんっていう新しい友達と遊んだよ!」と嬉しそうに報告してくれます。


学級環境は、子どもたちの学習意欲や成績に大きな影響を与えます。安心できる雰囲気、友達との良好な関係、明確なルールと秩序が整ったクラスでは、子どもたちはより意欲的に学習に取り組むことができます。先生と保護者が協力し、子どもたちにとって最適な学級環境を作っていきたいですね。